iconリンパ浮腫とは?

リンパ浮腫とは、リンパ節やリンパ管の発育不全や二次的な原因(乳がん・子宮がん・前立腺がん等の外科的療法、放射線療法の高医療など)によるリンパ管の圧迫、狭窄、閉塞によりリンパ液の流れが滞り、細胞のすきまにタンパク質や水分が過剰に滞留した状態を言います。

症状は?

手(腕)や足(脚)等の腫れ、重圧感、深部痛、だるさ、疲れやすさ等を感じます。むくみは、術後すぐに生じてくる場合もあれば、5年や10年経過してから発症する場合もあります。
ゆっくりと進行しますが、長期にわたり適切な治療を受けない状態で放置したり、頻繁に炎症を繰り返すと象皮病(皮膚組織の硬化、角化)にまで進む場合があります。むくみを感じたらできるだけ早く専門医や主治医より適切な診断を受け、治療を始めることが大切です。